まちづくり・ひとづくり対談(3)クメール織物研究所(IKTT)森本喜久男代表

カンボジア進出日系企業向けBtoB雑誌「カンボジアビジネスパートナーズ」誌内の対談第三弾では、
シェムリアップ州郊外にある「伝統の森」で、カンボジア伝統織物の復興と活性化を手がける森本喜久男代表に、 今回も「まちづくり・ひとづくり」をテーマにお話を伺いました。

内戦下で途絶えかけたカンボジア伝統絹織物の復興と養蚕再開に取り組むため、 2003年に「伝統の森・再生計画」に着手。
約200人が暮らす村の中には学校も存在しています。 対談のなかで特に印象に残った言葉は「ファッション・フロム・アース」。

いい布はいい土からできる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の人の知恵を取り戻そうとすればするほど、土とつながっていく。土からすべてが生まれるので、
生命の宿る源である土に対するこだわりは強く、織物も村づくりも土台をしっかりつくらなければならない。
京都出身の森本代表は、元々、西陣織のディレクションなどを手がけていらっしゃたので、クリエイティブであり、
また、人や組織、ものづくりに関する考え方、動き方を既に身に着けておられました。 その上で、タイやカンボジアでの長い活動経験を上積みして現在のスタンスに至っているのだと。

私も建築・インテリアのデザインを手がけるクリエイターとして、また組織の代表を務めるものとして、
今回の対談の場から、カンボジアで事業を手がける大先輩から多くのことを学びました。 私も多くの経営者とお会いする機会をいただきますが、
森本代表のように命がけで織物の復興や村づくりに取り組む「本物」の人物に出会うことは滅多にありません。
カンボジアシルクを手にとる機会があれば、復興にはこのような背景があったことを想い起していただけると幸いです。